【K-Shoot Mania] 駒祭の反省をもとに レベル1の考察【B4UT Advent Calendar】

 

 最初に、自己紹介から。東大音ゲーサークルB4UT所属の telioT です。

 

2015年度入学で、2016夏の五月祭から先月行われた駒場祭までの計4回の学園祭でK-Shoot Maniaの展示に関わりました。今回はサークルのAdvent Calendar企画にあやかって、先の学祭で反省した点をまとめておこうと記事にした次第です。

B4UT Advent Calendar へのリンクはこちら(https://b4utmzi.wixsite.com/b4ut/advent2017)

ちなみにこちらは12/7分の記事です。あれ?時空の歪みが…(ごめんなさい)

 

駒場祭の反省点

 さて、幣サークルでは例年、BMSとK-Shoot Maniaを試遊可能な音楽ゲーム体験を行っています。客層は音ゲーマーに限らず、ふらっとブースに立ち寄った音ゲー未経験者の方もいらっしゃいます。

そういった人に音ゲーの楽しさを伝えることが企画の趣旨としては重要なのですが、今回の展示ではレベル1,2ぐらいの低難易度譜面が少なく、詐称ぎみで、最低難度値の譜面に手こずるような状況が目立ちました。

一因に、今回展示していた譜面は今まで幣サークルが関わったK-Shoot Maniaパッケージのものに限定していたことがあります。

譜面製作者はみな、上の方の難易度は意欲的に作るのですが下の方は蔑ろになりがちです。
私自身も何度か青譜面を作っていますが、手癖で作るとLv3-6ぐらいになりがちです。

そこで、この記事ではレベル1~2の作り方を自分なりにまとめていきます。

 

 簡単な譜面の作り方

 まず、同時押しは当然いけません。つまみとボタンを同時に操作するのは言わずもがな。表拍にのみノーツを置くようにしましょう。メロディーの音取りを意識してしまうとリズムが難しくなりがちです。ほどほどにしましょう。
 初心者はボタン、つまみの位置を見失いがちです。だから、以下のような譜面でも腕が行方不明になります。

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BT、FX、つまみが入り混じっていることが原因です。
そこで8~16小節ごとにBT地帯、FX地帯、つまみ地帯と分けるようにしましょう。

以下BT、FX,つまみのそれぞれについて解説します。

 

BTの配置

 ショートオブジェクト主体で、ロングは少なめにしましょう。ロングオブジェクトを押し続けなければならないことをわかっていない初心者はゲージをゴリゴリ減らしてしまいます。ただもちろん押していれば回復できるのでアクセントとしての配置は認められるでしょう。
 ノーツの間隔ですが、楽曲がBPM120-160程度であるとして下図のようなリズムはレベル1では最難所です。置くとしても、要所で一発のみ用いるようにしましょう。

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基本的にノーツとノーツの間隔は一小節分あけてください。
二拍おきのリズムは許容されますが、同じボタン連打のみにすべきです。

 ボタンはA,Dをメインで使うようにしましょう。B,Cと比べてA,Dの方が両端のボタンなので場所がわかりやすいです。つまみ、FXからの復帰はA,Dを叩かせるようにしましょう。
直前に叩いたボタンの隣のボタンを叩くのもよいでしょう。すぐ隣だとボタンの場所がわかりやすいからです。但し、ノーツ間隔を一小節あけることは必要です。

A→C、D→Bの順番で叩かせるのはひとつ飛びで難しいのでレベル1ではやめましょう。


FXの配置

こちらはロング主体にしましょう。エフェクトの種類でバリエーションを出せるので配置は非常に単純にできます。

BTと同じくノーツ間隔は1小節あけるべきですが、この間隔とはFXを押下するタイミングの間隔のことなのでロング終点から次の始点までの距離は1,2拍ぶんでも問題ないと思われます。
FXの長さは2拍以上にすべきです。十分長ければ、最初に押しそこなっても途中から押して回復が出来ます。

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つまみの配置

 始点は青なら左端、赤なら右端にするのは当然です。曲線つまみは仕様をわかっていない最初のうちは難しいので、直線つまみのみを置きましょう。

ケーシューはつまみの判定がボルテより厳しいので、折り返しつまみに猶予を持たせるべきです。1拍以上の垂直つまみを間に挟みましょう。

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以上の記述は楽曲のテンポがBPM170程度までであることを想定しています。BPM200近くの曲はそれだけでレベルが高くなってしまうのでレベル1を作るのは厳しいです。

 

まとめ
 熟練の音ゲーマーほど低難易度譜面をプレーすることが少なくなり、始めたての頃のことを忘れがちです。音楽ゲームが誰でも音を楽しめるゲームであるためにはレベル1の譜面が必要不可欠であることは言うまでもないでしょう。もちろんレベル3-6の青譜面が不必要なのではなくそこはバランスの問題ですね。

 難度値毎に配置できるパターンを分析しリストアップできれば、任意の難易度の譜面の作成が容易になるので、今後余力があればやりたいと思います。

とりあえず今回はこの辺で。